2026-06-07

お気に入りのグラスがあるだけで、どこでも「この場」。

13日、14日のPop Upでご紹介するKONOBA glass worksの西根弘子さんよりメッセージが届きました。



「ろばの家」を主宰するふくえさんとの出会いは、清澄⽩河のカフェ「ハタメキ」でした。
ガラス作家のわたしは、⽉に数回、カフェスタッフとして店頭に⽴ち、「KONOBA glass works」の展⽰と販売もさせてもらっています。

その⽇は、「ハタメキ」にガラス作品を納品しに⽴ち寄ったほんの数分の間の出来事でした。カフェに⽴ち寄られた彼⼥がわたしの作品のいくつかを⼿に取り、買ってくださいました。

「どちらから?」という問いに、「つくばから」とふくえさん。
「つくばといえば、『だだ商店』さんってありますよね」とわたし。
「え!? よく知っていますね」
そんな会話から⼀気に話が弾み、仲良くする友⼈が共通の知⼈であったり、まさに「ご縁」を感じました。

今回、グラス制作のご依頼をいただき、真っ先に浮かんだテーマが、「ともだち」でした。

わたしたちの出会いも、そして今回の「ろばの家」主催のイベントも、気さくな仲間たちのつながりを強く想像したのです。家族でない、互いの役割も利害もない、曖昧だけど互いを知っている存在、「 ともだち」。そんな⾃由なつながりを保てる「ともだち」という存在が、今回のグラス制作の軸になっています。

今回制作したグラスたちを、ぜひ⼀⻫に並べてみてください。まるで会話を楽しむ⼈々のように⾒えます。
おしゃべり好き、控えめでいつも笑っている、静かに会話を聞く、真⾯⽬できちんとしてる‥‥、
そんなふうに、それぞれの⼈に個性があるように、グラスにも表情があります。

とくに特徴的なのは、ワイングラスの⾜(ステム)と台座(フットプレート)です。
スラッと伸びた⾜に丸いプレート――それが⼀般的なワイングラスだとするなら、わたしのグラスは全体的に少しぽっちゃりしています。巻きつけたガラスの動きをなるべく⽣かせるよう、ガラスを成型する際に⼿のひらに濡れた新聞紙を包み込み、その上からガラスに触れながら形をつくっています。そうすることで、ひとつひとつのグラスに表情が⽣まれるような気がするのです。ガラスという素材ならではの柔らかさや偶然性にも、興味を持っていただけたらうれしいです。

KONOBA glass works の「KONOBA」には、「この場」という気持ちを込めました。お気に⼊りのグラスさえあれば、そこがどこであっても、⼀瞬で「この場」になるからです。

ぜひ、あなただけのマイグラスという「ともだち」と出会っていただけたらうれしいです。

◇イベント詳細はコチラのページから


KONOBA glass works
西根弘子 Hiroko Nishine
1975 年神奈川県⽣まれ。
桐朋学園芸術短期⼤学卒業後、NINAGAWA COMPANYに所属し舞台俳優として活動。
その後、雑誌・書籍・Web媒体の編集に携わる。2016年より東京ガラス⼯芸研究所(講座⽣)に在籍。
吹きガラスを学びながら制作を続け、近年はフュージングによる表現にも取り組んでいる

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