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ラ・ルーパ
  • 2025年08月12日

    ひと口で、世界も未来も変えてしまうトマト ラ・ルーパ。

    イタリア・ラツィオ州、ボルセーナ湖を見下ろす火山灰土壌が広がる場所に、元映画監督...

robanoie

うつわとおいしい暮らし
茨城県つくば市にある小さなお店です。Open12時〜18時
●お問合せはwebshopの問合せもしくはmail〔atelierhitokaze@gmail.com〕までお願いします。

ピエトロ・ロマネンゴのパネットーネのご予約締切は明日までとなっていますのでお知らせしました。

あのジューシーなマンダリンオレンジの砂糖漬けが贅沢に沢山混ぜ込まれた特別なパネットーネ。

毎年、春先まで少しずつカットしながら大事に食べています。常温で真空にしているわけでもないのにいつまでもしっとりもっちりの柔らかさが続くのが不思議でなりません。

そんなに美味しすぎると連呼されればカンディータ自体のお味も気になってしまいますよね。

先日のイタリア展で来日した8代目フランチェスコが仕上げたカンディータやマロングラッセ、特別に分けていただきました。

彼が工房に入ってから劇的にクオリティが上がったと、輸入元のノンナ&シディの岡崎社長が前々から話していましたが、確かにカンディータの艶やかさとふっくら具合が中が違います。

実は通常、砂糖漬けの最後のグラッセ工程は、ロマネンゴで研修を受けた日本のパティシエが日本で仕上げています。

イタリアからは瓶詰めのシロップ漬けの状態で送られてくるのです。
氷のように薄いお砂糖の膜は繊細で、湿度差や気圧差に耐えられないのです。

こんなコンディションのカンディータを食べられる機会は、それこそイタリア展くらいでしかありえないですよね。

一緒に、わたしもパパろばも愛してやまないドライタイプのシュガーボンボンも到着しました。
これ、何年も前からまた日本に輸入して欲しいとお願いし続けてきた悲願の品。
液体タイプのボンボンとは砂糖の生地が違うのです。
グラニュー糖を敢えて溶かさずにシャクシャクの霙状の歯ごたえを持たせたボンボン。液体タイプには入っていないチェリーやバニラのフレーバーが混じっているのもたまりません。

さあて、これから秋本番。ろばの家のおやつ界隈はかなり危険ですよ。覚悟してくださいね(笑)。

#pietroromanengo 
#ピエトロロマネンゴ 
#ろばの家
ろばの家恒例の「おやつの時間」では初回から常連でいらした村上雄一さん。

23年、24年と飛ばしてしまいましたが今年はきちんと参加していただけることが決まり、こころ踊る気持ちを隠し切れないママろばでございます。

1度しかお会いしたことがないというのに、なんとも気が合うように思えるのは、無類の食いしん坊ぶりが彼の発信のあらゆるシーンから垣間見れてしまうからに違いありません。彼ほど美味しさの本質を客観的に追求している陶芸作家をわたくしは存じあげないのです。えらそうに断言するほど陶芸家さんに知り合いがいるわけではございませんのに、直感というものでしょうか。

この空白の2年間に生まれていた作品や、ろばのウチでは1日たりとも使わぬ日はあるまいというほど愛着のあるなます鉢を手始めに、マカイ丼やオーバルプレートなど定番中の定番が届くことが決まり、朝に夕にとソワソワ暮らしておりました。

おやつの時間の準備体操くらいのつもりでおりましたが、いざ届いた作品を紐解いておりますと、準備でこれなら本番には気を失ってしまうのではと心配になるほどの出来栄え。

いかにも村上さんらしいうつわたちを指でそっとなぞるだけでも幸せな気持ちになるのでございます。

お初にお目にかかる陰陽芙蓉手や青磁宋唐草は、陰影の美しさをぜひ見ていただきたいものです。無機質に見えがちな磁器を、淡く透明感のあるやわらかい影が有機的に見せる優れた意匠と思います。

マカイ丼やなます鉢に関してはすでに言葉を尽くしてしまいましたので、過去の記事をご覧いただけたらと思う次第です。

そうそう、入れ子に仕舞うことのできるマカイ丼を見ていてふと思ったことがございます。

今年からひとり北海道で暮らすことになった長男が、4点だけ自分で荷造りした器の中のひとつが、村上さんの真っ青なオーバル皿(現在は廃盤)でございました。

他に、4歳の時から愛用している白山陶器の白磁飯碗と、小林慎二さんの羽反り椀、パパろばが若いころから愛用しておりましたいかにもラーメン鉢という趣の龍と鳴門模様の描かれたどんぶり。それに、ヤマハの発表会で記念品に配られましたライオンの図案がプリントされたプラスチックのコップ。

六畳一間の寮には食器棚もなく、共同キッチンにはものを置きっぱなしにしたくない(いつ誰が使ったんだかわかないフライパンがうずたかく積まれていると嘆いておりました)とのことで、そのくらいが限度と言って、わたくしが勧めるうつわを断わりながら、その4点だけを新聞紙で包んでゆきました。

今にして思えば、この入れ子になったマカイ丼をひと揃え持たせてあげれば万事解決だったのにと口惜しくなります。ラーメン鉢一個分のスペースで、ご飯、汁、麺もの丼ものすべてをまかなえるゆえ、一人暮らしの殿方にはさぞかし理想的と申せましょう。

あとはこれに、大きめのお皿…できれば四角や楕円のものでも一枚あれば、と思ったところでそれをすでに自ら選んでいるのですから、息子の審美眼もなかなかのものです。
このオーバルのようにカレーライスもオムライスも、はたまた朝食のトーストや目玉焼きといった組み合わせも受け止めてくれる変形のお皿というのは、お客のあったときにも気が利いていてたいそう活躍してくれる、頼もしいお皿と思います。

飲み物を飲むのにせめて陶器のマグカップをとも思いましたが、物持ちのよい息子の、中学一年でやめてしまったピアノの稽古をしのぶつもりでもあるのか、プラスチックでも愛着のあるコップを選んだということもまた微笑ましく、まっすぐに育ってくれたなあと誇らしいような気持にもなったエピソードでございました。

光熱費込で月額19800円ほどの、六畳一間の寮で暮らす息子にこのマカイひと揃えを送ってあげることは親切となるのか余計なおせっかいとなるのか、悩ましいところでございます。

そうそう、その息子が「ママも使っているからいいよ」と遠慮しておりましたものに、いかにもこれを手に取らぬことは一日たりとてない、というほど愛用しておりますのがなます鉢でございます。青磁、米色の2色が届きましたが、ウチでは息子が青磁、娘が米色、と誰が決めたわけでもなく使い分けていたこともよき思い出です。

あらゆる副菜にちょうどよく、果物はことさらに美しく収まる。先日サンマに栗ご飯、初モノの梨という秋の風情たっぷりの夕餉にもこの鉢を使い、とくと眺めておりました。

なんにでも使える手ごろな鉢を探していた方などは、こちらをお選びになるとよいでしょう。使い勝手において重宝するだけでなく、なまめかしいような曲線に心を奪われる、そんな魅力的な鉢でございます。

わたくしの話す様子がいつもと違いますのも、お客様にぜひにとおすすめされて拝読した、佐藤雅子さんの「季節のうた」というご本があまりに素晴らしく、人生のバイブルと影響を受けてしまったからでございます。

またママろばが感化されて変なことをしていると、笑い飛ばしていただけましたら嬉しく存じます。
(次回からはいつもの調子に戻ろうと心に決めております)
※今回村上さんのオーバルプレートは届いておりません。あしからず。

#murakamipottery
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#佐藤雅子
#季節のうた
8月に大好評だったサマージャムセットのアンコール企画。

ジャムマニアのママろばがイタリアで2トップとあがめるCainoの木苺ジャムとグリーンレモンのジャムに、今年食べてその瑞々しさに感動、イタリアのジャムよりも”杏らしさ”が出ている気がしたmidolisさんの無農薬あんずのジャムに…

我らがベッカライさんの定番食パン、トーストをセットにしてお届けします。

よくよく考えてみたら、ベッカライさんの食パンをセットに組み込んだのは初めて!
一番ジャムに合うのにどうして今まで選ばなかったんだろう…とハッとしました。

ちゃんと食事として成り立つ数少ない食パン…なんと表現したらよいか…パンは食事なんだ、と思い出させてくれる味、食感だと思います。
全粒粉入りで栄養価も高く、がっちり厚めのクロスタができるまでしっかり焼いてあります。ふわふわ食パンがお好きな方にはお勧めしません。

Encore Jam Set
夏のセッションを、もう一度。

イタリア・カイーノの女性シェフが手づくりした木苺とグリーンジャムに、ブロートツァイトさんの「ジャムにあうトースト」をセットにしました。

最後の在庫を集めた、特別なアンコールセットです。
ジャムが主役の、やさしいハーモニーをお楽しみください。

#ブロートツァイトベッカライ 
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#食パン
245年の歴史を持つヨーロッパ最古の砂糖菓子専門店、ピエトロ ロマネンゴ。

伊勢丹さんで昨日まで開催されていたイタリア展に8代目のフランチェスコ ロマネンゴさんが来日してカンディータの実演販売をするお手伝いをさせていただきました。

誰もが感心する勤勉ぶりとイタリア人らしくない寡黙さにママろばも拍子抜け。
滅多にしゃべらないから通訳する必要がないのです(笑)。

1週間、朝10時から夜20時まで実演ブースで同じ作業を繰り返していたことになります。典型的な職人タイプで、そのリピート作業をまるで今はじめて触るという繊細さでマンダリンオレンジやら半切りの桃やら、コロコロころがるマロンの割れたのやらを集めながら、糖液の濃度に気を配り、飛び散るシロップを掃除し、お客様にカメラを向けられればにっこりポーズをとる。

作業中に「フランチェ、ちょっと来て!」と呼びつければ、糖液にフルーツをそおっと落としている瞬間でも即座に手を拭き、質問するお客様には

「なんでも聞いてください」とニコニコ…。難しい質問にも、素人でもわかるように易しく丁寧に説明。

名門ジェノヴァ大学の大学院で修士をとり(イタリアでは修士は非常に大変だと聞いています)、卒業後すぐに職人として工房に入ったフランチェスコ。

「朝9時から4時まで工房でお菓子を作って、そのあと家でパソコン仕事。
経理も担当しているのよ」と輸入元ノンナアンドシディの岡崎社長。

245年の歴史を時に重すぎる荷物のように感じているのではと思っていたのですが、きっと彼は心からその荷物を大切に、ぱんぱんの誇りを詰め込んで工房に立っているのだなあと…。そんなことを考えながら出来立てのカンディータを味わっておりました。

工房に入って5年目。この道30年というベテランを含む11人の職人たちに教わりながら毎日が勉強だそう。まだ触らせてももらえないお菓子が沢山あるのだそうです。

「個人的にどのフルーツがカンディータの中でお気に入り?」と聞くと
「どれも美味しいから…」という模範解答。

「個人的な好みでいいよ」というと
「枇杷、かな?そしてもちろん、マンダリンオレンジ!」と、少年のような満面の笑み。

…ノックアウトです。

ママろば、55歳にしてはじめて「推し」ができました。

その、マンダリンオレンジ(日本でいうみかんが一番近いです。辞書で調べると温州みかんになってしまうのですが、見たところクレメンティーノが一番近いようです)のカンディータがたあ~~~っぷり入ったパネットーネ。

ママろばの推すフランチェスコが推す、マンダリンのカンディータ入りの香り高いパネットーネ。

ご予約は10月10日までとなっております。本日限りですが5%オフの早割りも(諸条件がございます。詳細は商品ページをご覧ください)。

毎年締め切り後に沢山のお問い合わせをいただいております。

気になっていた方はお早めに。

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