2024-03-01

生レモンのようなフレッシュさ。長野県のピクルス工房midolisさんの塩レモン。

待望の新ロットが入荷しました。レモンの代わりに使えてしまうほど瑞々しくジューシー。こんなにもフレッシュ感のある塩レモン、はじめてでした。ゴロリと1/8くらいにカットしてローリエやクローブと一緒に透明な発酵液に浸かっていて、鮮やかなイエローが見た目にも美しい。長野県北安曇郡白馬村でピクルスと保存食をつくるmidolisさんのものです。

「めっちゃめちゃ美味しいから!」と岸本恵理子さんからご紹介いただいたのがきっかけでした。「みどりちゃんの塩レモンは塩分が絶妙で使いやすい」と恵理子さん。確かに、こんなに塩分を抑えた塩レモンは見たことがありません。自作のものも含めこれまで出会った市販の塩レモンは案外塩分が高く、レモンの風味が感じられるほど多めに使うと塩味が強すぎ、使用量が難しかったのです。

果肉がしっかりしているので皮ごとスライスして形を残して使うことも可能。けれども、ちょっと包丁で叩けば簡単にペースト状にもなり、お料理によって使い方を変えられるところも嬉しい。自分で仕込んだ塩レモンをいろいろなお料理に使っていましたが、midolisさんの塩レモンを使うようになってからさらに頻度が上がりました。

ろばのウチで人気の塩レモンメニュー、まずは第3位から。

「茹でささみの塩レモン和え」。作り置きの茹でささみをやわらかく一口大にほぐして季節のお野菜と刻んだ塩レモン、ほんの少しの魚醤(しこの露)で和えるだけの簡単レシピです。夏はトマトときゅうり、バジルも入れて少しだけオリーブオイルを回しかけて。ジャガイモと茹でインゲンもよくやりますし、冬だと根菜やブロッコリーと和えたり、そこにひじきのマリネを加えたりとバリエーションは無限です。

第2位は「塩レモンカルパッチョ」。
白身や貝類、タコ、イカなどのお刺身に発酵液とオリーブオイルを和えたものと刻んだ果肉を回しかけるだけ。こんなに沢山塩レモンを散らしたら普通はしょっぱくて食べられません。midolisさんの塩レモンだからこそのレモンたっぷりバージョンです。今回は純胡椒も一緒に刻んで和えてみました。レモンの爽やかさとグリーンペッパーのキリッとした辛味で脂の乗ったお刺身もさっぱり食べられて、食欲の落ちがちな夏にもぴったりです。

そして、ろばのウチで一番人気のメニューがコチラ。

第1位は「塩レモンから揚げ」(レシピはコチラ)。叩いてペースト状にした塩レモンとにんにく、ローズマリーで下味をつけた塩味のチキンです。これ、冷めても美味しいのでお弁当に入れると「またやって」コールをいただける人気メニュー。下はミニバスの試合の日のチビろばちゃんお弁当。大好きなオムライス+塩レモンから揚げで元気百倍、シュートもバシバシWin!と勝手に願をかけながら(笑)。…とか言いながら実はビールにも最高で、大人も大好きです。ちなみに和え衣に刻み純胡椒をプラスすると大人のスパイシーから揚げになり、さらにビールが進みますよ。


「番外編:塩レモンバニラアイス」」

変化球ですがめちゃくちゃクセになる味。写真ではわかりすいよう大きめにカットしていますがもっと小さくカットしてレモン液と一緒にかけて食べると、アイスクリームの甘さに塩レモンがアクセントになり無限アイスに。溶けてくるとヨーグルトっぽい爽やかな後味も楽しめて二度おいしい。

とにかくいろいろ、何にでも試したくなってしまう万能さなのです。他にも家族にウケがよかったのは塩レモンラーメン。茹でささみや蒸し鶏をつくった時のゆで汁をスープにしてたっぷり目の塩レモンで味付け。白コショウを利かせたスープがネギともやしに合う!冷やして食べても美味しそうなラーメンでした。

まだまだ試してみたいお料理が沢山。ジンやレモンチューハイには塩レモン、という人もいるのでお酒と合わせるのにも挑戦してみたいところです。

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